ご挨拶

店内の様子

新宿ゴールデン街には280軒ほどの飲み屋さんが軒を連ねています。そんな中にあって昭和23年(1948年)創業のBAR双葉は最も古く、2023年には創業75年を迎えました。

現在三代目の祖父、故、萩原清光はゴールデン街商業組合の初代会長を務めていました。ゴールデン街という名称は祖父達が名付け親です。その後、祖母から母へと代替わりし、今は私が双葉を受け継いでおります。

ゴールデン街は昔も今も様々な顔を持つ不思議な街です。特に当店は会話が繋がると、あっという間に時間が過ぎます。

ちなみに、常連のお客様で最長老は94歳です。赤ちゃんだった私のおしめを代えてくれたそうです?また、息子さんと一緒に飲みに来られる常連さんもいらっしゃいます。最近では、昭和のゴールデン街では考えられない…女性のお客様や外国のお客様も大勢いらっしゃるようになりました。

小林亜星先生
長い間有難うございました。合掌
ちび(三代目)より
2021.6.20

        

ですが、お店のスタンスは創業時と変えていません。

今でも「双葉のお通し」は、長老の常連さん御用達。

魚谷清兵衛のめざし…麻布豆源の乾きもの…。

昔から東京で受け継がれてきた「昭和の風情」が感じられるをものを…見繕いお出ししております。

BAR双葉における御法度

「会話とお酒(談論風発)」   

酒に飲まれるな。祖父はいつも言っていました。

ゴールデン街は、その昔から文化や芸術を語り、政治を議論し、静かに酒をたしなむ所…と…先代から伝えられてきました。

故に”会員制”にしていますが、マナーを守る方は皆会員であり双葉ファミリーです。

疲れた時の隠れ家にしていただけら嬉しい限りです。古色蒼然とした昔ながらのバーですが、どなた様も大歓迎です。


最近では若いお客様からも「映画のセットみたい。」とか「祖母の家に来たみたい。」とか…建物が古くなりすぎて、おかげで昭和の雰囲気を色濃く残しているようです。

この黒電話が象徴しているように、双葉は時間が止まったかのように「昭和」のままです。「会話とお酒」談論風発のお店です。(そしてお会計も「現金」と「つけ」だけです。ご注意ください。)

時には昭和歌謡、60年安保・相撲・将棋・演劇・映画…お客さん同士で「昭和の思い出話」が弾むとあっという間に時間が過ぎます。双葉の特徴は、とにかく落ち着いてしまう・・・不思議な雰囲気があります。延べにして何万人ものお客様の残り香があるからでしょうか?「アッ、もうこんな時間」。常連さんがよく口になさるフレーズです。電車に乗り遅れないよう、終電の時間は、前もって三代目に伝えてくださいね。

ゴールデン街の昔話やお酒にまつわる面白い話を聞きながら・・・一杯いかがですか?

BAR双葉三代目 萩原初江

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